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会社訪問

会社訪問_b0098477_23112824.jpg 数日前に某専門学校の生徒さんが15余人弊社を見学に来てくれました。学校でCADを使って実習してるとか。彼らの質問に「ここで仕事している人は、どれくらいの期間CADを勉強したんですか?」というのがありました。これに対して「期間はな~、早い人と遅い人で10倍以上の開きがあるよ。一概にどれだけの期間と言えないね。何故・何故を繰り返す人は早いよ。言われたことだけをやってる人はなかなか上達しないね。そうそう野球に似てるんだよ。あなたがどれほど野球を好きか、これで決まるよ。」と返答しました。
 いろんな形状の部品で造形に使用したコマンドを数えてみたことがあります。「弊社で教えた手順(この手順に至ったには、それなりに理由があるんですよ。説明は割愛。)」で操作してくれたら、機械部品なら5種類だけ。意匠部品ならさらに4種類くらいです。どんなに難しい形状でもたかだか10種類のコマンドを使えば作成できます。ここにスキルアップの難しさが隠れています。数多い種類のコマンドが必要であれば、簡単にスキルアップできます。「うそ!」と叫ばれませんでしたか?。野球に例えて説明します。野球を構成するのは「投げる」「打つ」「捕る」「走る」の4つの動作です。(言いすぎ?)それぞれの動作について見てみると2軍で練習している選手と、1軍で活躍してるスタープレイヤは
大差ないのかもしれません。しかし試合をしてみると、その差は歴然としています。練習では比較的整理された条件(バッティングマシンを使う等)のもとで動きます。しかし試合では相手チームがタイミングをはずしたり、のけぞらせたりと色々な外乱を与えてきます。その外乱に対応して、また外乱を予想して試合を進められるのがスタープレイヤなのではないかと思います。どうすれば外乱に対応できるようになるか。
(1)先天的なものもあると思います。
(2)練習も必要だと思います。
(3)でも一番は 野球がどれだけ好きかだと思います。
野球が好きなら「もっと良いプレーをしたい。もっと面白い野球をしたい。」と感じてると思います。この意識が強ければ身体能力や練習時間が同じでも最大の成果を出せるように練習内容や、プレーの内容を考えるようになります。たとえ1球の打撃練習でも、意識を持たない人の1000球の練習を超える成果があると信じてます。
 CADの話に戻ります。たかだか10種類のコマンドをどのように組み合わせて造形するか。これも日ごろの意識が大切です。「どうしたらもっとスマートに、どうしたらもっときれいに・・・」と造形の手順を考える「強い意識」があれば、CAD界のスタープレイヤになれる素質の1つ(条件の1つだよ~)があると思ってください。(^^)

P.S.
6/18に小学生の息子と「阪神とオリックスの試合」を見てきます。阪神は勝てるかな?
by cadic4d | 2006-06-16 00:10 | 思いのまま | Comments(0)