渡米

 2001年ころだったと思います。NECの米国法人の方から「米国にある日系製造業をサポートしたい。アイデアないか?それに加えて物見遊山に来ないか?」と声をかけていただきました。ふたつ返事で渡米させていただきました。米国本土には96年に行ったことがあります。でも私が少しは成長したんでしょう。以前とは違う視点で観察できました。いろんなものに釘付けでした。その中で一番興味を持ったのが、貧富の差でした。端が見えないくらいの大豪邸や、プライベートジェットを持ってる人がいるかと思うと、紙コップを持って「Give me money」と寄ってくる人もいます。ディズニ-ランドや、ユニバーサルスタジオでは「金持ちチケット」がありました。通常のチケットの2倍くらいの値段です。でも、ほとんど待たずにアトラクションを見られます。私は通常チケットで入場しましたけどね(^^!)。「金を持ってたら何でもできるんだ。」という衝撃を受けました。それ以来、数ヶ月毎に渡米して企業訪問・物見遊山を続けてました。がんばって「金持ちになろう」としてる米国人・米国社会を見に行った。そして元気をもらってたというところです。
 さて渡米のたびに元気をもらえましたが、自分を振り返ると、何のために金持ちになる必要があるのか?という答を見つけられませんでした。会社を大きくする>>金儲けをする目的を失ってるという状態でした。あるとき、NECの米国法人の方にTheGetty(ゲティーミュージアム)に連れて行ってもらいました。サンダーバードの秘密基地くらいの大きさの山を2つも使った施設でした。1つの山には有料の地下駐車場があります。そこから、他方の山に美術館があります。そこへは専用の無人モノレールを使います。まさにサンダーバードの基地です。大きな建物の上の階から下の階まですごく高そうな美術品(価値をわかってません)がいっぱいでした。その施設の入場料は無料でした。一代で財をなしたおっさんが、資材を投げ打って作ったのだそうです。いまは、その基金で運営意してるとか。すんげ~!!その心意気に感動しました。そして「金は儲けられるだけ、儲ければよい。その金を社会に還元したらいいんだ!」と思いました。それからです。がんばって金儲けしないといけないと思い出したのは。夏休みセミナを開催したのは、ちょうどそのころからです。弊社みたいな小さな弊社でも、社会貢献しよう。夏休みセミナは「弊社にしかできないことで貢献しよう」という試みのひとつです。

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目次を記載しておきます。
http://www.cadic4d.com/the_way/the_way.htm
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by cadic4d | 2007-11-15 01:10 | 会社に関すること | Comments(4)
Commented by i_nit at 2007-11-15 19:55 x
高校生を相手に,台風の渦と台風の目題材に「力学」を,橋の構造を題材に「材料力学」の授業をしてきました.キャリア教育としては「仕事を通して社会貢献する」に重点を置きました.最近の自分の仕事で社会貢献できるようになったので,その話を中心に,工学の分野に進学するように宣伝してきました.このところの社長の日記を読んで,社長の受け売りがずいぶんあったことがわかりました.「人に喜んでもらう」「人々の生活を便利に安全にする」などを目的に仕事を選んでほしい.その結果として多くの収入を得ることが望ましい.金儲けを人生の目的にしてはつまらない.人のさいふから自分の財布へお金を移す仕事(ディトレイダーを例にあげました)ではなく,価値を生み出す仕事をしてほしい.が今日の高校生への授業に込めたメッセージでした.
Commented by cadic4d at 2007-11-15 23:44
受け売りですか?たまたま目指すところが似てる&先に私がしゃべっちゃったというだけでしょう。
それから、デイトレーダを否定しないですよ、私は。彼らがいるから株価があがって>>軍資金を調達できるんですよね。
Commented by i_nit at 2007-11-17 06:29 x
証券市場,株式は,企業が資金を低コストで調達するために有効だが,長期の投資を期待している.という話をしたうえでのデイトレードは無くても社会は困らない.能力のある人は,価値を生み出す仕事をしてほしい.このままでは日本の国力はジリ貧になりますよね.
Commented by cadic4d at 2007-11-17 08:56
価値を生み出す=知恵を出せるということですね。
知恵出して、金を儲けて>>その金で、何かを新しいことをしてくれるんなら 肯定できるでしょう?
あぶく銭で終わる人は・・・うれしくないですね。