人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「そのとき、エンジニアは何をするべきなのか」

 昨日は社内勉強会、今日は3次元CAD体験講座を受け持ちました。その際に中学1年の2学期の期末試験問題から、理科の数題を抜粋してやってもらいました。結果は・・内緒です。その採点+データまとめをしました。やっと、整理を終えました。ほっ!
 さて、通勤電車の中で「そのとき、エンジニアは何をするべきなのか」という本を読んでいます。米国で出版されたものの訳本です。米国の本らしく・・・回りくどい口調が多くて、眠いところがたくさんあります。でも面白いところもあります。その中から1文を引用します。格好いい!!こんなに自信を持ってサイン/押印したことありますか?
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
P.65 ボックス4-7 エンジニアリングの資格
 社会は、あらゆるプロフェッションに、プロフェッショナル以外の人が行うと違法になる、ある種のことがらを行う権限を与えている。たとえば、医師は人を切り刻むことが許されている。もし、医者以外の誰かがそんなことをすれば、刑務所行きになるだろう。同様に、警察官は人を撃つことが許されている。エンジニアは図面に印を押すことが許されている。すなわち、公共施設、あるいは公金で建設される施設のすべての図面に、エンジニアの押印が必要なのである。資格をもつプロフェッショナルのエンジニアだけが、図面に押印することを許されており、その図面の正確さにプロフェッショナルとしての評判がかかっているのである。もし、ある施設に欠陥があるなら、それは図面に押印したエンジニア自身の責任であり、他の誰をも責めることはできない。
 画像は 引用文の文末にあったものです。
「そのとき、エンジニアは何をするべきなのか」_b0098477_2156990.jpg
by cadic4d | 2007-12-08 21:57 | 読書 | Comments(2)
Commented by morinokuma3715 at 2007-12-11 23:58 x
アメリカではPE、イギリスではCEというエンジニアの資格でしょうね。彼らは役割がはっきりしていて、公共施設・公金を使った施設などはPEのサインがないと認められないんです。(日本で言えば一級建築士とか技術士とかが相当するのかな?)ですから日本から輸出する機械なども「PE相当のハンコが必要」と契約書に書かれることがあります。
日本も遅ればせながら2000年から(正確には1995年に議論に参加し始めた)APECエンジニアという相互認証プログラムに参画していますが、こういう格好いいハンコが押せるには・・・・技術士を取ってからもさらに実務経験を要求されるので、結構難関なんですよ。ご参考まで。
Commented by cadic4d at 2007-12-12 07:48
そうなんだ。機械の世界にも資格があったんだ。
携帯電話や、自動車の設計してて・・・・有資格者の押印なんて みたことがありません。
建築はルーチンワークだから、資格とればなんとかなる?でも機械はいつも対象とする形が異なるから 資格試験が困難なの?と考えてたんですが・・・。この考え違ったのかな?