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生き抜くための数学入門

 今日は山陽新幹線に乗って、お客様のところに行ってきました。1時間ほど前に帰宅。お風呂に入って、ほっと一息ついているところです。
 さて、往復の車中で「生き抜くための数学入門」という本を読みました。面白かったです。著者は一橋大学の法学部を卒業した後に、イリノイ大学数学科博士課程を修了した女性です。自称「ピーマンよりも、カメムシよりも、校庭10周マラソンよりも、数学がきらい。」なんだそうです。その彼女が数学者になったのは??その経緯と、数学の面白さを「簡単に&面白く」紹介しています。私は、たいていの本なら1度読むと、本棚にしまってしまいます。でも、この本は読み返しています。特におもしろかった章を紹介します。
◇授業のまえに
文中より抜粋します。
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私も年中、学校で習ったことを忘れます。たとえば、「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」のことは大学1年生のときに習いましたが、普段はそれが何かすっかり忘れて暮らしています。けれども、私は「瑕疵担保責任のことは、民法に書いてあるから、調べればわかる」と思っています。調べ方がわかっていれば、それほど困らない。困るのは、こういう問題を聞かされたときに、何をどうしたいいのかわからなくなって、非論理的なことを口走ってしまうことなんです。
--中略--
日本人はどうも「とは」「なぜ」大の力を学校でも社会でもちゃんと鍛えていないらしい。この問題を解けない人が悪いのではないのです。この問題を見てもうろたえないような教育を学校でしてないから、こういうことになっちゃったんです。

◇俳句の可能性は無限か?
文中、以下の問いかけがありました。
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次の文章のうち、数学的に正しいものはどれでしょう?
(1)ぼくらの可能性は無限大!
(2)俳句には無限の可能性がある。
(3)地球上には無限に多くの生物が暮らしている。
(4)星の数は無限にある。
正解は(1)でした。あとは有限でした。その説明をしてくれます。

 今後、彼女のほかの著書を買ってみるつもりです。
生き抜くための数学入門_b0098477_2340983.jpg












 P.S.
読んだ本リストを更新しておきました。
by cadic4d | 2008-10-14 23:55 | 読書 | Comments(2)
Commented by morinokuma3715 at 2008-10-18 11:08 x
私の友人も、数学が大嫌いなのに、数学の研究をしている人がいます。
話を聞いてみると、「高校までの数学なんかつまらん」のだそうです。
Commented by cadic4d at 2008-10-18 18:42
◇高校までは 数学が嫌いな先生に習ってたのでは?
数学が好きな数学の先生なら、もっと早く数学に目覚めてたかも?
◇私の数学の目覚めのきっかけは なんだったかな?